湯屋から割引きのお知らせが届いた。
しかも、人気のAV女優さんに空きがある。
街灯に照らされた梅の花が寒々しい春の夜。
下心と緊張を抱きつつ、三ノ輪の駅に降り立つわっち。
今までは、朝一のみだったけれど、初めての夜の登楼。
慣れてきた駅からの道も、朝と夜では表情が違い、足運びに戸惑う。
けれど、その違和感も心地いい。
だって、
これから、
わっちは、
AV女優を抱くのだから!
ご対面した姫は、プロフィール写真とほぼ変わらないキュートなお顔。愛らしいアヒル口が西方面の訛りで話し、気さくな人柄をかもしだす。
向かい合わせで湯舟につかり、軽く世間話。
薄くかかる湯気の向こう、姫の笑顔が可愛らしい。
湯を上がり、わっちは腰に、姫は胸からバスタオルを巻き、向かい合ってベッドに座る。
改めて沸きおこる正体不明のドギマギ。
どうしていいのか分からないわっちを姫がリード。
「 そろそろする? 」
うなずき、顔を近づけキスをすると、姫はバスタオルを外し、バストを露わにする。
そっと手を伸ばし、柔らかな乳房にふれてみる。
わっちは、向かい合わせで座ったままという、およそ愛撫には向いていない体勢で、姫の胸を触り続けた。
そのぎこちなさから、姫はなにかを悟り、わっちを仰向けに寝かせると、股間付近に顔をよせ、バスタオルをじらしながら外しにかかる。
お出ましになったわっちの愚息。硬直具合は完璧だ!
姫は愚息を指先でつついてから、カメラ目線さながらの微笑みをわっちに送り、愚息の先端にキスをする。
口づけは何度となく繰り返され、気が付けば姫の舌が愚息の竿をはっている。
玉袋の付け根まで下りると、筋をついばみながら上昇し、先っちょの手前でまた下降する。
ねっぷりという言葉がはまるような濃厚な口運びに、わっちは早くも悶絶状態。
脳内には警戒警報が発令され、がまんの結晶たる微量のおしるが愚息の先からにじみだす。
それを見た姫は嬉しそうに笑み、舌先ですくい取るように舐めてみせる。
AV仕込みの小悪魔な笑みと、熟練の舌さばきをしかと堪能。
「 そろそろ挿れる? 」
うん。
でも、
その前に、
姫のあそこを見たい!
モザイクでしか見たことのなかった秘所を、拝まずにはいられまい!
姫はわっちの向かいに座り直す。
画面ごしに拝んでいた秘所を、
いま、
わっちは、
直に、
拝見するでありんす!
姫はわっちに向かって、いわゆる体育座りの体勢をとる。
閉じられたひざとひざ。
その両のひざに姫は手をそえ、外へ外へと開いていく。
さらばモザイク!
秘仏ご開帳にございます!
記憶に録画しようと、凝視するわっち。
これぞ誠の無修正!
興奮みなぎるわっちの愚息。
準備万端、相整いましてございます。
すると姫は、その秘所にローションをたっぷり注入。
初めてみる光景に戸惑うわっち。
いったい何事でございましょう?
風俗初心者のわっちには分からぬ事態。
うろたえる間もなく、姫の手により、愚息はその切れ長な秘所へと導かれていく。
―― 考えるな、感じろ!
どこからか映画の台詞が聞こえた気がした。
こうなったら、なりふり構わず堪能しませう!
いざいざ!
さあさあ!
出あえ出あえ!
AV女優との本番行為にございます!
画面越しに幾多もの男たちを魅了してきた姫の中に、
いま、
わっちは、
愚息を、
挿入します!
ローションで満たされた膣内は未知の世界。
異様な圧が愚息をつつむ。
姫はわっちの首をしっかりほーるど。耳元でそのあえぎ声をもろに聞かせてくる。
甘美な声はスピーカーから流れてくるのではない、姫の肉声なのだ!
すかさず走るいけない快感。
そして、
わっちは、
イってしまいました。
腰を振った回数、わずか三擦り半。
さすがの姫も演技を忘れて素にもどる。
わっちは、ただすねるしかなかった。
あんなことや、こんなこと、AVで観た、いけない行為を楽しみにしていたのだけれど。
ああ、全てがもう想のまま終わりを告げる。
姫は、「 気にしていないよ 」という感じで、ていねいに愚息の汚れをぬぐい、シャワーで洗い流してくれた。
ふ抜けになった中年を不びんに思ったのか、しなびた愚息を触りながら、「 もう一度してみる? 」と優しいお声掛け。
しかし、50代のオジさんにとって短時間での回復は絶望的だった。
わっちは衰えを実感し、さらになえた。
お上がり前、「 ちょっと待って 」
そう言って姫がなにかを紙に書きつけた。
姫さんからもらった初めての名刺。
そこに書かれた、「 いいオチンチンだったよ 」とのお世辞がむなしい。
いと切なき春の夜。
それにしても、三擦り半……
早漏を、やゆする言葉、三擦り半……
いつまでも、頭を離れぬ言葉、三擦り半……
不名誉な言葉を脳内でリピートし、哀れな中年、帰路につく。
M姫 見事なお点前でありんした。お気遣いもありがとう。
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※ 画像はAIアプリを使って生成したものです。

