ソープでの失敗談。巨漢のソープ嬢を引いてしまった……

吉原登楼記

「 ××さんへ、広〇すずに似てるって言ってくれてありがとう 」きっかけは写メ日記に書かれたこの一行だった。

ゴジラのテーマ音楽が鳴りだした。

それは、店員さんから呼ばれ、階段にて姫とご対面する時のことだった。

階段に一歩足をかけたその刹那、わっちの視界に飛び込んできたのは、ゴジラの足を彷彿とさせる人間の足だった。

それは紛れもなく、これから愛の行為を行う予定の相手のものである。

視線をあげていくのが恐ろしい。しかし、何故だろう? 恐れながらもわっちの足取りは速度を変えずに階段を上っていく。一歩一歩のぼるたびにわっちの目はその嬢の全容を捉えていく。

この体系にありがちなお顔のお造り。パーツがもれなくお肉に埋もれていらっしゃる。

目が合った。ゴジラがわっちに微笑んだ。

脳裏に様々な感情と思考がない混ぜになった。

「 やはりそうだったのか 」頭のどこかにあった疑念。なぜそれを打ち消してまで、この嬢を指名してしまったのだろうか?

その日のわっちは、どうかしていた。

既に昼日中に登楼しており、現役女子大生の姫と逢瀬をしていた。それゆえに、今月はこれにて終了。また来月のお楽しみ。であったはずだった。

満足して帰宅し、仮眠をとる。そして目を覚ますと、わっちの愚息が硬直していた。

数時間前に姫と楽しんできたばかりだというのに、なんたる若々しさ。

僅かな仮眠で充填されてしまったえねるぎー。

胸の中のむらむらが止まらない。既に散財したというのに欲望が止まらない。

食事を摂り、テレビを観るも欲望がおさまらない。

取りあえず、パソコンを立ち上げ、いくつかお気に入りに登録している湯屋のホームページを開いていく。

他人事のようだが、わっちは行く気でいるらしい。後ろ斜め上からわっちを俯瞰して見つめるもう一人のわっちがいる。

思春期のような情欲が止まらない。なだめようと意識するほど愚息に血が集結してゆく。

わっちは心を決めた。

欲情の命ずるままに。である。

ただし、本来ならば、月に一度の出費を今月は二度もするのだ。しかも、半日と経っていないうちにである。

これは吟味せずにはいられない。

再登楼するならば最終枠になるであろう。

平日の夜中、出勤している姫自体も少ない。その中で空いている嬢となると更に少ない。

この時点で候補は数名に絞られる。

一番、目にかなった姫はこれまた現役女子大生。白い肌、長い黒髪、スレンダー。ぼかしのかかったプロフィール写真から、あどけない笑顔もうかがえる。

大人しく、この姫にしておけばよかったものを。

しかしながら、申し開きをさせて頂くと、お昼のお相手も長めの黒髪、スレンダー、肌は白い。はい、そして現役女子大生。その人物像たるや、まる被り。

検討の余地を挟み、他の姫君たちを物色するが、どうにもありふれている。

わっちは目を血走らせホームページを渡り歩く。

そして、発見!

元大学院生、及び、元芸能人の肩書きをもつ、まだ日が浅いグラマラスな新人嬢。

しかし、プロフィールのお写真からは、ラージサイズな雰囲気が漂っている。

顔全体に強めのぼかしが施されており判断に迷う。

強めのぼかしは二通り、お顔勝負を避けるためか、知人などに知れてしまうことの予防であり、そのいずれかのために強くする。

ぼかしが強くても美人な姫は確かに存在するのだが……

この嬢のお写真からは危険な香りがする。

一旦保留にて、他の姫を探すが、どうもピンとくる姫が見当たらない。

様々な姫のプロフィールを読み、口コミを探し、写メ日記もさかのぼってみる。

そうこうしている内に、いい加減で出掛けなければならない時間が迫る。

なんたることだ、情報収集に三時間もついやしているとは!

わっちの頭は知らないうちに疲労が蓄積され、冷静な判断を失っていた。

その時、元大学院生にして元芸能人の写メ日記が更新されているのを発見する。

そこには、先ほどまで接客していた客人へのお礼がしたためられていた。

目に留まった一文を抜粋しよう。

「 ××さんへ、広〇すずに似てるって言ってくれてありがとう 」

この瞬間に、わっちの意思が固まった。

ならば広〇すずに会いにいこう! 会いに行かねばなるまい!

頭の疲労と反比例する股間の元気。

何故、本日の愚息はかように聞き分けがないのであろうか?

予約電話を入れて、いそいそと家を後にする。

そして、冒頭に書いたとおりの展開になったわけである。

わっちは、広〇す……いや、ゴジラに手を引かれ、何かに吸い込まれるように階段を上っていった。

それにしても、湯屋には不思議な力がある。

若いころの言い草なら「 お金をもらってもしたくない女子 」そんな悪態をついたであろう。多分それは、この年でも同様だ。日常ならばお断り案件であることに相違ない。

かような嬢にお金を払って淫らな行いをわっちにさせてしまうとは。嗚呼、吉原の街が憎い。

わっちは、頭の中に鳴り響くゴジラのテーマと共に入室した。

しかし、部屋に入ってからの記憶がいささか曖昧だ。

わっちの尊厳を守るため、大脳の奥深くにある海馬なる部分が、記憶することを拒んだのだろうか?

かろうじてクライマックスの手前からの記憶は残存していた。

それについてここに記しておこう。

とにかく、経緯は不明だが、わっちはベッドに仰向けになっていた。

ゴジ…いや嬢はわっちの足元に跪いて、すっかり元気をなくし、まさしくかっぱえびせん状態になってしまったわっちの愚息をいじっている。

わっちはマグロになろうとしていたのかもしれない。

嬢がわっちの股間に付いているかっぱえびせんをほおばる。

いつもなら淫らな行為にふける姫の顔を愛おしく見つめるのだが、今回に限っては、その顔を見る勇気はない。

わっちは目をつぶった。この先のクライマックスを想像し更に萎えた。

すると嬢が言う、「 わたし、前はデリヘルで働いていたんだ 」

なるほど。

ここでわっちは思案した。

この嬢の下半身で愚息がクライマックスを迎えるのは無理であろう。中折れどころか、挿入さえもあやぶまれる。ならば、このままお口で果てるという選択肢がある。

湯屋にきて本番を迎えずに果てるのは勿体ない気がするが、この場合においては非常に有効であり建設的な策だと思われる。

その結果、嬢を誘導しようとこんな事を口走っていた。

「 へーだからか。口でするの上手いね。今までソープで口でいったことないんだよね 」と、冷静に考えるとよく分からない台詞だ。

すると嬢は「 皆下手みたいだよね。お客さんの話聞いていると 」

そんなことはない。うっかりしていると直ぐにいかされそうになる。そう思ったけれど同意し、さらにこんな事まで口走っていた。

「 なんか、気持ちよくて初めて口でいっちゃいそう。このまま責めてもらっていい? 」

嬢「 しなくていいの? 」

わっち「 イケるなら口でいってみたい 」

嬢「 いいよー 」

嬢の口技に磨きがかかる。

わっちの愚息が少しずつ硬度を帯びてくる。

嬢はその指でわっちのアナル付近をさわさわと刺激する。

どうせだから頼んでみる。

わっち「 おしりも舐めてもらっていい? 」

嬢「 いいですよ 」

なんの躊躇もなく、その顔をわっちの両腿の間に割り込ませ、お尻の穴に舌をあて何度も舐め上げてくる。

これで肉体的な面での懸念は薄れた。その次に立ちはだかるのは、めんたる面だ。

わっちは妄想の力を借りることにした。

整った顔立ち、白く透き通るような白い肌、まつ毛が印象的な瞳。人気タレント広〇すずを頭の中に思い描く。

わっち「 気持ちいいよ、すずちゃん 」

わっちの股間から嬢の「 うん 」という声が聞こえた。

嬢の舌はあなるから離脱し、わっちの愚息へと向かう。

わっち「 すずちゃん、お尻の穴も触っていて 」

言葉よりも行動、無言で応える嬢。

わっちは今、広〇すずに責められておる。

万歳、広〇すず効果。

わっちの愚息はお元気です。

更にお願いしてみる。

乳首もいじって。

「 うん 」

嬢は愚息と唇の間から息継ぎをして答えた。

嬢の右手がわっちの乳首をいじり、口が愚息をなぶり、左手の中指があなるを刺激する。

嗚呼、三所責めの完成だ!

わっちは広〇すずに、かようなまでに猥褻なことをされておる。

これが本人なら言うことはない。

しかし、あくまで妄想のできごと。

嬢の口のなかに精子が散らばり、わっちは現実の世界に帰還した。

嬢が言った。

「 わたしの名前、Mだよ 」

わっち「 写メ日記に似てるって書いてあったから 」

嬢「 あ、写メ日記読んでくれたんだ 」

何故か嬉しそうだ。

誰が言ったのか知らないが、いくらなんでもかような嘘は控えて頂きたい。わっちに権限があれば吉原の街じゅうを引き回しのうえ、打ち首獄門の刑に処したい気分である。

最有力候補だった女子大生が働く湯屋の前を通り過ぎると切なくなった。それをかき消すかのように、ゴジラのテーマが頭の中で鳴り響き、わっちは吉原の街を後にした。

ゴジ……

もとい、

M嬢  学ばせて頂きました。

「 思考が疲れるまで姫選びに悩んではいけない 」ということを。

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※ 画像はAIアプリを使って生成したものです。